


人が合うと感じた名古屋を、新たなスタートの場に
私は兵庫県出身で、名古屋には会社員時代に転勤先としてやってきました。
現在は名古屋を拠点に、広告関係のカメラマン兼ディレクターとして、写真や映像撮影の仕事をしています。

建築を学んだ大学時代から会社員時代まで、建築物や構造物を撮影することはありましたが、カメラマンに転職しようという思いがあったわけではありませんでした。
今振り返ると、東京で活動する映像作家の方と知り合って、その方の仕事を手伝ってみたいと思ったのも、退職してカメラマンになるきっかけの一つだったような気がします。
名古屋から東京に1年ほど通って、その作家さんの仕事を手伝わせてもらいましたが、そのまま自分も東京で仕事をしようとは思いませんでした。東京で混雑した電車に乗るたびに、ここで仕事や生活をするのはちょっと無理だなと感じたこともあります。
会社員時代は転勤が多く、いろいろな街に住みましたが、名古屋の人と話していると自分に合うなという感覚があり、名古屋を拠点に新しい道に進もうと決めました。
交流拠点があり人が集うHisaya-odori Parkは大切な場所

カメラマンとして開業した当時から続いているHisaya-odori Park(久屋大通公園)の撮影は、私にとって特別な仕事です。公園のリニューアル当初から、イベントを中心に季節ごとの街並みなどを撮影させてもらっています。撮影した写真や動画は、Hisaya-odori Park公式InstagramなどのSNSや、「HiSAYA PRESS」というフリーマガジンにも使われています。

公園内にある「FabCafe Nagoya」も、私にとって無くてはならない場所。店長の甲斐慶太さんは人と人とを繋ぐハブのような存在で、彼を通して広がった関係も多いです。

コワーキングスペースとしても利用できるので、コーヒーを飲みながら仕事をしている知り合いにもよく会います。企業と市民が交流するようなイベントも催されていて、気軽に参加できるのも魅力的ですね。

Hisaya-odori Parkで開催する「珈琲博覧日」の撮影も担当しています。⾃家焙煎店やカフェが集まる東海地方最大級のコーヒーイベントで、年々出展者や来場者が増え、2025年は過去最大の来場者数だったそうです。
私は公園でのんびりとコーヒーを楽しむ人たちに声をかけて、スナップや動画を毎回撮影しています。
【佐藤さんの作品】








人柄にふれる関係が築けて、名古屋ならではの出会いも
現在は全国から撮影の依頼がありますが、名古屋では仕事上だけではない、人と人との結びつきが深いように感じます。
東京では仕事の話だけに留まることも多いですが、名古屋だと中の人が見えるというか…。話していると人柄の素朴さや温かみが伝わってきて、「一緒にご飯いきましょう」などと距離が近付くこともありますね。
他のエリアに比べて、継続して依頼してもらえる案件が多いことも、フリーランスとしてはありがたいですし安心できます。

名古屋での撮影ではさまざまな発見や出会いがありますが、有松絞りはとても魅力を感じたものの一つです。400年以上続く伝統文化を伝えていこうという想いが強く感じられ、高齢の方の技を受け継ごうと努める若い方も少なくありません。
そんな一生懸命な姿にふれると、撮影して記録として残したい、発信していきたいという気持ちになりますね。

名古屋で暮らす魅力
相談できる人が多く、フリーランスも目標を実現しやすい
大都市なのに冷たさがなく、親しみやすくて相談できる人が多いです。NOとは言わず、一緒に考えてくれる人が必ずいるので、フリーランスにとってやりたいことが叶えられる街だと思います。
佐藤さんにとってHisaya-odori Parkとは?
何も考えずにぼーっとして、気持ちをリセットできる場所。時には考え事をしながら歩くことも。
公園北側のケヤキヒロバやFabCafe Nagoyaがあるシバフヒロバは比較的人が少ないので、ぜひ来てほしいです。
名古屋での休日の過ごし方を教えてください。
伏見にある映画館「ミリオン座」が気に入っています。アート系や社会派など上映作品も幅広いです。
映画を見た後は栄までぶらぶら歩いて、食事をして帰るのが好きですね。
名古屋で発見した自然の魅力を聞かせてください。
夏になると小幡緑地(守山区)でたくさんのホタルが見られることに驚きました。名古屋城のお堀にもいて、周りが明るいので見づらいのですが、21時ごろになると出てきます。
名古屋の街中にホタルがいるなんて考えられないですよね。
名古屋にこれが増えるとうれしいと思うものは?
Common Nexus(千種区)やFabCafe Nagoyaのように、企業や大学、一般の方などが気軽に交流できる場所。期間や場所を限定したイベントではなく、常に開かれていて自由に繋がれる環境が理想的だと思います。
広沢市長×ビームスクリエイティブの対談記事掲載の写真も、佐藤さんが撮影されたものです
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