2026年に開催される第20回アジア競技大会・第5回アジアパラ競技大会(以下、「アジア・アジアパラ競技大会」という。)のメイン会場となるパロマ瑞穂スタジアム(名古屋市瑞穂公園陸上競技場)。4年を超える工事を経て、2026年3月末に堂々完成します。

完成まで1年を切ったパロマ瑞穂スタジアムの内部を今回、ホームスタジアムとする名古屋グランパスのレジェンドプレイヤーをお招きして、報道関係者を集めた視察会が開催されました!

(左から中村直志さん、広野耕一さん、吉村圭司さん、楢﨑正剛さん、岡山哲也さん、三木隆司さん、玉田圭司さん)


まずは視察を前に、今回の事業計画やコンセプト、また視察にあたっての注意事項などの説明が行われました。テレビ局や新聞社など、多くの報道関係者が集まり、注目の高さが伺えます。


【事業説明】
当事業は、瑞穂公園陸上競技場を含む瑞穂公園一体の整備等の一連の事業です。「LifeSports – Our Own Park スポーツをもっと自由に楽しく、みんなのものに」をコンセプトに、「見る」「競う」から「遊ぶ」「リフレッシュ」まで、スポーツのスタイルを多彩に広げ、日常のとなりで、こころとからだに活力や安らぎを生み出すことをテーマにしています。

以前の瑞穂公園では、パロマ瑞穂スタジアムや、山崎川、道路(山手グリーンロード(山下通り))があるために公園内の往来に若干の不便がありました。しかし、今回新たに上空でつなぐ通路「8の字ループ」などが建設されることにより、往来がしやすくなり、豊かな自然や歴史、文化を楽しみながらより公園を楽しむことができるようになります。(山崎川の桜は公益財団法人日本さくらの会から「さくらの名所100選」に選ばれるほど桜の名所として有名です。)
この8の字ループは瑞穂公園陸上競技場の3階部分とレクリエーション広場をつなぎます。スポーツイベントが開催されない平常時は市民に開放される空間として、公園の一部として利用可能で、大会が行われる実際の場所の雰囲気を感じながらランニングをすることができるようになっています。


8の字ループはパロマ瑞穂スタジアムとレクリエーション広場をつなぎます。 (山崎川の上をつなぎます。)


そんな、生まれ変わるパロマ瑞穂スタジアムを目にした名古屋グランパスのレジェンドプレイヤーからは笑みがこぼれ、
「一体感がより生まれそうな雰囲気になった」
「いろいろな思いが詰まったスタジアムが新しくなることはうれしいこと。モチベーションも上がる」
「名古屋市全体、愛知県全体を含めて、素晴らしいことができるじゃないか」
と実際に戦ってきたパロマ瑞穂スタジアムに思いを馳せながら、建替え後の姿への期待を言葉にして伝えていただきました。




また、バリアフリーに配慮した整備がなされています。バリアフリートイレの設置はもちろん、観戦スペースとして約300もの車いす用スペースが設けられています。さらに、その動線にも配慮され、パロマ瑞穂スタジアムの中核を担う観戦スペースがある3階へはエレベータのほかに、スロープが用意され、やさしいつくりとなっています。


この他にも、豊かな自然を活かした快適な観戦環境や縄文時代の史跡展示などの施設ができるとのことでしたが、それは次回以降またご報告させていただきます。
アジア・アジアパラ競技大会に参加する選手や名古屋グランパス選手をはじめとする多くの選手の白熱したプレーをパロマ瑞穂スタジアムで見られる日が待ち遠しいですね。
アジア・アジアパラ競技大会の情報はこちらから 名古屋グランパス公式サイト