社会や地域の課題を考え、その課題解決に向けて、名古屋市に提案を行うなごや高校生アクションプロジェクトの最終プレゼンテーションをレポートをします!
高校生アクションプロジェクトとは
市内在住または名古屋市内の高校に通う高校生世代を対象に、社会参画の意義を知り、意思表明の経験を通じて主体的な姿勢を育むことを目的として、社会や地域の課題を考え、その課題解決に向けた提案を行う場を提供するプロジェクトです。参加する高校生世代には事業の目的に沿って、自身の課題意識を発見したり、課題解決に向けた街をよくするための学習活動や、解決策を検討するためのステークホルダーへのインタビューなどといったプログラムを実施します。
プロジェクトにおけるこれまでの5回のプログラム以外の時間でも、チームのみんなと集まって関係者へのインタビューやプレゼンテーションの内容検討等を行ってきました。
今回の最終プレゼンテーションはその集大成となります。
キックオフと第2回目ミーティングの様子はこちらをご覧ください。


グループとテーマ
6グループが以下のテーマで、名古屋市に取り組みの提案を行いました。
- なごや若者応援プロジェクト:若者の「やりたい」を育てる
- DELA GLOBE NAGOYA:名古屋からアジアへ。スポーツでつながる
- 観光盛り上げ隊:名古屋の魅力を県外へ
- 男性育児休暇を広めるためには?:育休取得率向上で少子化対策
- みつけよう あなたの場所:若者の居場所づくり
- Safe Teens:避難訓練の本格化









最終プレゼンテーションの後には、みんなで振り返りを行った後、終了証を授与しました。



中間報告会で出た課題を踏まえて発表内容を修正したり、自分の通う学校でのアンケート実施、関係者へのヒアリングなどそれぞれのグループで、より良い発表にするための努力や熱意が感じられました。
今回のプロジェクトにとどまることなく、名古屋の魅力・いいところの発信や若者によるより良い名古屋にしていくための取り組みを続けてほしいなと思いました。
高校生の皆さん、お疲れさまでした!
最終プレゼンテーションのスライドは市の公式ウェブサイトで公開していますので是非ご覧ください。
プロジェクトに参加した高校生からの感想
- こうしてほしいと言うのは簡単でも、それを実行するためには多くの労力や時間が必要だということが分かった。
- 調べるだけでは分からない事実や意見を知り、自分の理想を叶えるためには様々な壁があることが分かりました。また、その難点に、どう対応するか、違う視点から考えるのかというのを色々な場面で考えさせられたので、多面的に考えることを大切にしていきたいです。
- プロジェクトに参加する前は最終発表がゴールだと思っていたが、まだまだ自分にできること、やれることがたくさんあると感じ、アクションを起こそうと思えた。
- 自分と同じ思いの人と交流したり、逆に全く違うことに興味を持っている人とも交流できて視野を広げることができてよかったです。

講師の
鈴木さん(NPO法人わかもののまち)
なごや高校生アクションプロジェクトでは、高校生の皆さんが自分自身の興味や関心、問題意識を言葉にし、仲間と共有する姿がとても印象的でした。
まちづくりは特別な人が行うものではなく、一人ひとりの「気になる」「変えたい」という思いから始まります。正解のない問いに向き合いながら対話を重ね、チームとして形にしていく過程そのものが大きな学びです。高校生の皆さんも一人の市民として、まちを変えていく最初の一歩を踏み出したと感じています。
今回の取り組みをスタートに、今後もまちに関わり、自ら行動していってほしいと思います。

子ども青少年局青少年家庭課 担当者
なごや高校生アクションプロジェクトを通じ、高校生のみなさんの柔軟な発想と「まちをよくしたい」というまっすぐな思いに触れ、私たちも大きな刺激を受けました。
この経験は、みなさんが将来の進路や地域とのつながりを考える上で、確かな財産になるはずです。
いつの日か、名古屋のまちづくりを共に進める仲間として再びお会いできることを心より願っています。















